/======================================================================= ◆アドバンスドDX/TXボード PLG100-DX,PLG150-DX 往年の名機DX7の6オペFM音源をそのまま再現できるボードです。残念ながらDX7 そのままなので同時に使用できる音色は1つだけ、発音数は16音です。FM音源と 言うと68のOPMを連想する人もいるかもしれませんが、使い方は少々異なった物 になります。 まずはXG音源を初期化。 .EXCLUSIVE {$43,$10,$4C,$00,$00,$7E,$00} /XG SYSTEM ON 次にDXボードをどのパートで使用するか決定します。 .EXCLUSIVE {$43,$10,$4C,$70,$02,$00,$04} /DX Part Assign この例では最後の$04で「Ch.5にアサインする」という意味になります。1〜16Ch. が$00〜$0Fになります。 これで、アサインしたパートでDXボードの音色を選びます。バンクセレクトMSB 35,67,83,99がVLボードの音色です(詳しくはマニュアルを見てください)。 @83:0,6 /E.Pno 1 プリセット音色を使う場合は設定はこれだけです。DXボードではFM音源のパラメ ータ以外にもXG音源側のフィルター、イコライザー、もちろんエフェクターも使 用できます。というかエフェクターは必須です。これらを駆使してしっかり音色 を作り上げてください。 さて、FM音源と言うからには1からの音色作りもしてみたくなるのが68ユーザー でしょう(なぜ?)。まだ実験段階でもあるんですが、ZMC3ではDXボードでの音 色エディットが出来るように、やぎ。氏に専用コマンドを追加していただいたの で、それを使った音色定義法を紹介します。オリジナルのZではヤマハエクスク ルーシブとはチェックサムの計算方法が異なるため、チェックサムを自前で計算 してやらなくてはなりません。というか計算プログラムを作る必要がありますね。 .DX_BULK_DUMP 0,0,1,DX_VCED_SET{ /R1 R2 R3 R4 L1 L2 L3 L4 BP LD RD LC RC RS AMS TS TL PM PC PF PD 99, 99, 99, 99, 99, 99, 99, 99, 39, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 7, /OP6 99, 99, 99, 99, 99, 99, 99, 99, 39, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 7, /OP5 99, 99, 99, 99, 99, 99, 99, 99, 39, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 7, /OP4 99, 99, 99, 99, 99, 99, 99, 99, 39, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 7, /OP3 99, 99, 99, 99, 99, 99, 99, 99, 39, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 7, /OP2 99, 99, 99, 99, 99, 99, 99, 99, 39, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 99, 0, 1, 0, 7, /OP1 /PR1 PR2 PR3 PR4 PL1 PL2 PL3 PL4 ALS FBL OPI LFS LFD LPMD LAMD LFKS LFW LPMS TRNP VOICE NAME 99, 99, 99, 99, 50, 50, 50, 50, 0, 0, 1, 35, 0, 0, 0, 1, 0, 3, 24,"INIT VOICE"} カスタムボイス1番のBRASS 1だとこうなります(16進ですみません;)。 .DX_BULK_DUMP 0,0,1,DX_VCED_SET{ /R1 R2 R3 R4 L1 L2 L3 L4 BP LD RD LC RC RS AMS TS TL PM PC PF PD $31,$63,$1C,$44,$62,$62,$5B,$00,$27,$36,$32,$01,$01,$04,$00,$02,$52,$00,$01,$00,$07, /OP6 $4D,$24,$29,$47,$63,$62,$62,$00,$27,$00,$00,$03,$03,$00,$00,$02,$62,$00,$01,$00,$08, /OP5 $4D,$24,$29,$47,$63,$62,$62,$00,$27,$00,$00,$03,$03,$00,$00,$02,$63,$00,$01,$00,$07, /OP4 $4D,$4C,$52,$47,$63,$62,$62,$00,$27,$00,$00,$03,$03,$00,$00,$02,$63,$00,$01,$00,$05, /OP3 $3E,$33,$1D,$47,$52,$5F,$60,$00,$1B,$00,$07,$03,$01,$00,$00,$00,$56,$00,$00,$00,$0E, /OP2 $48,$4C,$63,$47,$63,$58,$60,$00,$27,$00,$0E,$03,$03,$00,$00,$00,$62,$00,$00,$00,$0E, /OP1 /PR1 PR2 PR3 PR4 PL1 PL2 PL3 PL4 ALS FBL OPI LFS LFD LPMD LAMD LFKS LFW LPMS TRNP VOICE NAME $54,$5F,$5F,$3C,$32,$32,$32,$32,$15,$07,$01,$25,$00, $05, $00, $00,$04, $03, $18,"BRASS 1 "} OPMでの音色定義に近い形で書いてみました。OPMと比べて、単にオペレータが2 つ多いだけではなく、パラメータも充実している事がわかります。OPMをいじれ る人ならなんとなく解ると思いますが、パラメータの意味はマニュアルなりDX7 の解説書(?)を参考にしてください。 このコマンドで定義した音色はカスタムボイスの音色になります。音色を選択す ると元に戻ってしまうので音色番号の指定はしません。 複数の音色をエディットしたい場合は32音色分纏めて送らなくてはなりません。 これはまだ実験してないので具体例は割愛します。 (EOF